震災対策・汚染水処理・除染技術
FY2016に初出。8回の記載のうち7回が「前進」で、最初の「前進」はFY2018。直近の記載はFY2026。
直近の記載が「前進」なのは、ほかに2社。
- FY2026前進有価証券報告書
「既存建物の機能と耐震性を同時に向上させる増築制震技術「E3SKY」を開発し、当社技術研究所本館(東京都調布市)の増築制震リニューアル工事に適用した。」
既存建物の増築部を制震装置として利用するE3SKYを開発し、自社技術研究所本館のリニューアル工事に初適用した。耐震性向上と建物の長寿命化を組み合わせる技術が実案件段階に進んでいる。 - FY2024前進有価証券報告書
「当社は、巨大地震に伴い発生する長周期地震動による超高層建物全体の揺れを、従来の耐震・制震架構と比べ大幅に低減する制御層制震構造「KaCLASS」を開発し、阪急阪神不動産㈱が事業を進める超高層タワーレジデンスであるジオタワー大阪十三(大阪市淀川区)に初導入した。」
巨大地震に対する制御層制震構造を開発し、超高層タワーレジデンスへ初導入した。防災・減災技術が研究開発段階から実案件への導入段階に進んでいる。 - FY2023前進有価証券報告書
「近年、激甚化・頻発化する水災害に対して、企業の水災害を想定したBCPを支援するトータルエンジニアリングサービスを実現するためのシステムを開発し、サービスの提供を開始した。」
水災害について、リスク評価、対策立案、対策工事、運用支援からなるサービスの提供を開始した。防災・減災技術を顧客向けサービスへ展開する具体的な進展である。 - FY2021前進有価証券報告書
「超高性能繊維補強セメント系複合材料(UHPFRC)を用いた道路橋床版のリニューアル工法を開発した。また、光ファイバによる高精度なリアルタイム管理システムを開発し、ケーソン沈設工事に適用した。」
インフラ更新・維持管理分野で、UHPFRCによる道路橋床版リニューアル工法の開発、光ファイバによる躯体ひずみのリアルタイム監視システムの開発・適用が示された。 - FY2020前進有価証券報告書
「本システムを適用することで、既設床版の撤去、鋼桁上フランジの錆などを除去するケレン作業、高さ調整工、新設床版の架設を同時並行で進めることができ、標準的な施工方法と比較し、床版取替工程を約1/3に短縮することが可能となる。また、新たに開発した軽量な床版撤去機及び架設機を適用することで、交通規制範囲の最小化、並びに近接する交通や周辺施設に対する高い安全性の確保が可能となる。」
インフラ更新・防災関連では、スマート床版更新システムを開発し、床版取替工程を約1/3に短縮する技術成果を示した。軽量機械による交通規制範囲の最小化と安全性確保も併記されている。 - FY2019前進有価証券報告書
「建築構造物の既存杭を活用する方策の一つとして、高圧噴射攪拌工法による既存杭補強工法を開発した。本工法は、既存杭の周辺地盤に固化材料を注入し補強することで、建物の耐震性能を向上させるものである。上部構造を残したまま施工を行うことができるため、施設利用者の活動を妨げずに工事を行うことが可能となる。」
既存杭を活用し、上部構造を残したまま耐震性能を向上させる補強工法を開発した。今後の実証実験と公共建築物・生産施設等への適用方針も示されている。 - FY2018前進有価証券報告書
「そこで、都市部の道路トンネルなどを開削工法により構築するにあたり、現場作業を低減するプレキャスト化のメリットを活かしつつ、コストは従来工法と同等としながらも大幅な省力化と工程短縮を実現する「スーパーリング工法」を開発した。本工法のコストは従来の場所打ちコンクリートによるボックスカルバートと同等ながら、現場での作業員数を約90%削減するとともに、躯体構築の工程も約50%短縮を可能とした。 砒素等の重金属に汚染された土壌を現場で磁気分離処理して浄化する技術「M・トロン」を泥土圧・流体圧送シールド工事で適用し、砒素汚染掘削土砂(泥水性状)の連続浄化に成功した。」
防災・生産性関連では、作業員数約90%削減、工程約50%短縮の工法を開発・適用した。環境・汚染対策では、重金属汚染土壌の現場連続浄化に成功した。 - FY2016初出有価証券報告書
「本材料を内部充填工事に適用することで、新たに打設孔を設けることなく、既存設備を利用した打設作業を行うことが可能となった。これにより、作業に伴う被ばく線量を最小限に抑えつつ、海水配管トレンチ内に滞留していた約1万トンの高濃度汚染水を除去することに成功した。」
福島第一原子力発電所の汚染水処理について、既存設備の利用と被ばく線量抑制を手段とし、約1万トンの除去実績を記載している。