低利益率工事によるSYSKENグループの損益悪化
FY2020-Q1に初出。7回の記載のうち3回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020-Q1。直近の記載はFY2024-Q1。
コムシスホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。13社中3社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに0社。
- FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「SYSKENグループは、通信事業者の設備投資が減少する中、民間・行政機関等からの受注拡大に取り組み、受注高7,935百万円(前年同期比11.0%増)、売上高6,354百万円(前年同期比11.7%増)となりました。業務効率化による生産性向上に努めてまいりましたが、営業損失70百万円(前年同期比―)となりました。」
SYSKENグループでは受注高・売上高が増加した一方、業務効率化に取り組んだものの営業損失70百万円となり、損益悪化が再び実績として現れている。 - FY2022-Q3前進有価証券報告書
「高度無線環境整備工事及び災害復旧工事等の完成、また、大型太陽光発電設備工事の工程前倒し等、工事管理の効率化による生産性向上により、売上高21,883百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益1,208百万円(前年同期比51.0%増)となりました。」
低利益率工事による損益悪化が過去に記載されたSYSKENグループで、高利益率・大型工事の完成、工程前倒し及び工事管理効率化により営業利益が増加した。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「大型電磁誘導工事、高度無線環境整備工事及び災害復旧工事等の完成、また、大型太陽光発電設備工事の工程前倒し等、工事管理の効率化による生産性向上により、売上高7,175百万円(前年同期比23.4%増)、営業利益333百万円(前年同期比1055.7%増)となりました。」
SYSKENグループでは、大型工事の完成、工程前倒し、工事管理効率化により営業利益が前年同期比1055.7%増となり、低利益率工事による損益悪化の影響が弱まった。 - FY2021対処有価証券報告書
「SYSKENグループは、通信事業者からの設備建設工事等の受注確保に加え、九州エリア管内において、高度無線環境整備工事及び大型太陽光発電設備工事、災害復旧工事等の完成、工事管理の効率化による生産性向上に取り組んでまいりました。この結果、受注高33,897百万円(前期比1.3%減)、売上高33,473百万円(前期比5.2%増)となり、営業利益は、利益率の高い大型工事の完成及びコストの大幅削減により、1,982百万円(前期比54.4%増)となりました。」
低利益率工事による損益悪化に対し、利益率の高い大型工事の完成とコスト削減により営業利益が前期比54.4%増となった。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「社会システム関連事業の大型工事やコロナ禍等の影響による受注減少により、受注高24,338百万円(前年同期比9.0%減)となりましたが、NTT関連事業において設備建設工事等が順調に推移した結果、売上高21,132百万円(前年同期比2.2%増)、営業利益につきましては、実行予算管理の徹底や経費削減施策等の取り組みにより800百万円(前年同期比97.2%増)となりました。」
受注減少は残るものの、実行予算管理と経費削減施策によりSYSKENグループの営業利益が大幅に改善し、低利益率工事による損益悪化の影響が弱まったことを記載している。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「通信事業者からの設備建設工事の受注確保に加え、主に九州圏、首都圏において大型建物内の電気工事・管工事の受注拡大に取り組んでまいりましたが、利益率の低い工事もあり損益面では期待した結果を得ることはできませんでした。この結果、受注高176億3千万円(前年同期比―)、売上高137億2千万円(前年同期比―)、営業利益1億円(前年同期比―)となりました。」
SYSKENグループでは、利益率の低い工事の影響が引き続き損益面に現れ、営業利益は1億円となった。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「通信事業者からの設備建設工事の受注確保に加え、主に九州圏、首都圏において大型建物内の電気工事・管工事の受注拡大に取り組んでまいりましたが、低利益率工事の影響により損益面では期待した結果を得ることができませんでした。この結果、受注高73億8千万円(前年同期比―)、売上高56億3千万円(前年同期比―)、営業損失4千万円(前年同期比―)となりました。」
SYSKENグループで低利益率工事の影響が実際に損益へ及び、営業損失4千万円となった。