牧草種子の仕入価格上昇に対する価格転嫁不足
FY2023-Q2に初出。10回の記載のうち8回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q3。直近の記載はFY2026。
カネコ種苗がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。167社中121社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに54社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「種苗事業においては、タマネギ種子の輸出・国内販売が順調に推移したことやホウレンソウやズッキーニの産地導入が進んだこと、国産飼料の需要の高まりから飼料作物種子の販売が伸長したことから、売上高95億73百万円で前年同期比1.0%の増収となりました。利益面におきましては、円安の影響により海外における種子の生産価格が上昇したことや、品質が低下した種子の廃棄をより一層進めたことから、セグメント利益5億30百万円で前年同期比3.0%減益となりました。」
販売増があった一方、円安による海外生産価格上昇と品質低下種子の廃棄により、種苗事業は3.0%減益となった。 - FY2025悪化有価証券報告書
「利益面では、飼料作物種子関係で、輸入価格上昇分の価格転嫁が進まなかったことや、品質が低下した種子の廃棄を進めたことなどからコストアップとなり、セグメント利益5億47百万円で前年同期比20.9%減となりました。」
飼料作物種子の輸入価格上昇分を販売価格へ十分に転嫁できない状況が続き、品質低下種子の廃棄も加わってセグメント利益が20.9%減少した。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「種苗事業においては、野菜種子関係でタマネギ種子が輸出・国内販売ともに、また、カボチャ・キャベツ種子の輸出が伸長したことから、売上高42億53百万円で前年同期比6.3%の増収となりました。利益面では、品質が低下した種子の廃棄を進めたことや人件費の増加、種子輸入価格の上昇などのコストアップにより、セグメント利益2億13百万円で前年同期比31.8%減となりました。」
種子輸入価格の上昇がコストアップとして顕在化し、販売増があった一方で種苗事業のセグメント利益は31.8%減少した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「種苗事業においては、カボチャやキャベツ等の野菜種子の輸出が伸長し、牧草種子関係で、飼料用トウモロコシの販売が増加したことなどから、売上高91億11百万円で前年同期比3.1%の増収となりました。利益面では、人件費の増加や種子品質向上のため物流保管施設を充実させたことに加え、円安に伴い仕入価格が上昇したことからコストアップとなり、セグメント利益6億91百万円で前年同期比19.2%減となりました。」
野菜種子輸出等による増収があった一方、円安に伴う仕入価格上昇や品質向上関連コストにより、種苗事業のセグメント利益は19.2%減少した。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「利益面では、人件費の増加や種子品質向上のため物流保管施設を充実させたことに伴うコストアップに加え、円安に伴う仕入価格の上昇により、セグメント利益3億98百万円で前年同期比12.4%減となりました。」
円安に伴う種子仕入価格の上昇が利益減少の要因として継続して現れており、種苗事業のセグメント利益は前年同期比12.4%減少している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「利益面では、品質が低下した野菜種子の廃棄を進めたことや、牧草種子で円安等に伴う仕入単価の上昇を販売単価に転嫁しきれなかったことから、セグメント利益8億56百万円で前年同期比33.2%減となりました。」
品質低下種子の廃棄と、円安等による牧草種子の仕入単価上昇を販売単価へ転嫁しきれない状況により、種苗事業の利益が33.2%減少した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「利益面では、品質が低下した野菜種子の廃棄を進めたことや、牧草種子で円安等に伴う仕入単価の上昇を販売単価に転嫁しきれなかったことから、セグメント利益4億55百万円で前年同期比23.4%減となりました。」
円安等に伴う牧草種子の仕入単価上昇を販売単価に十分転嫁できない状況が続き、種苗事業のセグメント利益が23.4%減少した。 - FY2023-Q2初出有価証券報告書
「利益面では、品質が低下した野菜種子の廃棄を進めたことや、牧草種子で円安等に伴う仕入価格の上昇を販売価格に転嫁しきれなかったことから、セグメント利益3億30百万円で前年同期比18.1%減となりました。」
円安等による牧草種子の仕入価格上昇を販売価格へ十分に転嫁できず、種苗事業のセグメント利益減少として顕在化した。