水産物市況・需給変動リスク
FY2016に初出。33回の記載のうち11回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q1。直近の記載はFY2026。
ニッスイがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年早い。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに1社。
- FY2026対処有価証券報告書
「ギンザケの販売数量増加、北米向け販売の強化に加え、加工度を高めた付加価値品の生産比率上昇や市況影響などにより販売価格も上昇したうえ、生残率の向上などによる養殖コストの低減もあり増収・増益となりました。」
南米養殖では販売数量・価格・生残率が改善し、養殖コスト低減も寄与して市況・需給変動による利益影響が緩和された。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「<南米>・市況の回復による販売価格の上昇に加え、生残率向上等による養殖成績改善もありましたが、為替影響もあり減収・増益となりました。」
南米養殖では市況回復、販売価格上昇、生残率向上により利益面が改善した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「養殖事業:飼料価格の上昇などのコスト増に加え海水温の上昇による斃死や生育不良の影響もあり、各魚種で苦戦しました。」
養殖・漁撈・加工の市況と需給変動に加え、通期でも飼料価格、海水温上昇、斃死、生育不良が収益に影響した。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「水産事業では国内で鮭鱒などの販売が好調に推移しましたが、白身魚市況の低迷で北米加工事業が引き続き厳しいうえ、海水温上昇や台風などの影響を受けたことで国内外の漁撈・養殖事業も苦戦し減益となりました。」
白身魚市況の低迷、海水温上昇、台風などにより北米加工および国内外の漁撈・養殖事業が苦戦し、水産事業の減益として影響が実際に現れた。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「一方で、水産事業は国内漁業・養殖が堅調に推移したものの、国内外で主力の鮭鱒・すりみなどの市況下落の影響を受け減益となりました。」
国内漁業・養殖が堅調であった一方、主力の鮭鱒・すりみなどの市況下落が水産事業の減益として実際に現れた。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「一方で、水産事業は国内養殖がぶりを中心に堅調に推移したものの、主力の鮭鱒・すりみなどの市況が下落し減益となりました。」
国内養殖の一部は堅調だったが、主力の鮭鱒・すりみの市況下落が水産事業の減益要因として実際に現れた。 - FY2024-Q1市況下落緩和と主力魚種軟調の併存有価証券報告書
「水産事業は国内養殖が堅調に推移し、市況も想定より緩やかな下落にとどまったことから増益となりました。順調なスタートとなりましたが、水産事業は主力の鮭鱒・すりみ市況が軟調であること、食品事業では値上げ後に販売数量の減少が見られる商品も出始めるなど舵取りが難しい状況です。」
国内養殖の堅調さと市況下落の緩和により増益となった一方、主力の鮭鱒・すりみ市況は軟調と記載された。 - FY2023養殖改善と漁獲低調の併存有価証券報告書
「銀鮭の生残率改善に加え販売価格上昇もあり、生簀繰りによる生産数量の減少や飼料などのコスト上昇をカバーし増収・増益となりました。」
南米養殖では生残率改善と販売価格上昇が生産数量減少・飼料コスト上昇をカバーした一方、南米漁撈では漁獲低調や燃油価格上昇により減益となった。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「銀鮭の生残率改善に加え販売価格上昇もあり、生簀繰りによる生産数量の減少や飼料などのコスト上昇をカバーし増収・増益となりました。」
南米養殖では生残率改善と販売価格上昇により、生産数量減少や飼料コスト上昇の影響をカバーして増収・増益となった。市況・需給および生産コストのリスク影響が一部緩和された。 - FY2023-Q2価格上昇と生産数量・魚病コストの併存有価証券報告書
「<南米>・販売価格が上昇したこともあり増収となりましたが、生簀繰りによる生産数量の減少、魚病の発生による原魚コストの上昇もあり減益となりました。」
南米では販売価格上昇による増収と、生産数量減少・魚病による原魚コスト上昇による減益が併存し、水産物の市況・需給および生産要因の影響が分化した。 - FY2023-Q1価格上昇と魚病・赤潮影響の併存有価証券報告書
「<日本>・販売価格が堅調に推移し増収となりましたが、赤潮の発生などによりまぐろなど一部魚種の原魚コストが増加し減益となりました。<南米>・販売数量は減少したものの、販売価格が上昇したことにより増収となりました。一方、営業利益は魚病の発生によるコスト増の影響があり減益となりました。」
国内では販売価格上昇による増収と赤潮による原魚コスト増が、南米では販売価格上昇による増収と魚病によるコスト増が併存し、市況・需給および生産要因の影響が地域別に分化している。 - FY2022前進有価証券報告書
「水産事業は国内外の養殖事業が改善し、水産物の販売も経済活動の回復に伴い改善が見られましたが、北米のすけそうだら加工事業が苦戦しました。」
国内外の養殖事業と水産物販売は改善した一方、北米すけそうだら加工事業は苦戦した。市況・需給の影響が事業別に分化している。 - FY2022-Q2国内漁撈の低調と養殖・加工事業の回復が併存有価証券報告書
「<日本>・あじ、いわし、ぶりなど全般的に漁獲が低調に推移したことにより減収・減益となりました。 <南米>・鮭鱒は販売数量の増加などがあり増収・増益となりました。」
国内漁撈では漁獲低調により減収減益となった一方、国内養殖ではぶり・銀鮭の価格改善、南米鮭鱒では販売数量増加により増収増益となった。 - FY2022-Q1国内漁業の低調と養殖・販売価格の回復が併存有価証券報告書
「あじ、かつお、ぶりなど全般的に漁獲が低調に推移したことにより減収・減益となりました。」
国内漁撈では漁獲低調により減収・減益となった一方、養殖事業ではぶり・銀鮭の販売数量増加や販売価格の堅調さ、南米鮭鱒の販売数量増加により増収・増益となった。市況・需給影響が事業・地域ごとに分化している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「<南米>・鮭鱒は販売価格の下落に加え、減産による販売数量減少があり減収・減益となりました。」
南米鮭鱒の減産・販売価格下落に加え、日本・南米の漁撈でも一部魚種の漁獲低調と魚価軟調が発生し、市況・需給変動の影響が通期で拡大した。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「<日本>・いわしの漁獲は堅調に推移しましたが、あじ・ぶりの漁獲が低調だったことに加え、魚価も軟調に推移しました。<南米>・ほきの漁獲は堅調に推移しましたが、南だらの漁獲が低調だったことにより減収・減益となりました。」
国内では一部魚種の漁獲低調と魚価の軟調、南米では南だらの漁獲低調により、漁撈事業の減収・減益が発生した。水産物の市況・需給変動の影響が継続している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「<日本>・いわし・さばの漁獲は堅調に推移しましたが、あじ・かつおの漁獲が低調だったことに加え、魚価も軟調に推移したため減益となりました。<南米>・鮭鱒は販売価格の下落に加え、減産による販売数量減少があり減収・減益となりました。」
国内では漁獲低調と魚価軟調、南米では鮭鱒の販売価格下落と減産が発生し、水産物の市況・需給変動による業績影響が悪化した。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「<南米>・鮭鱒は、減産による販売数量減少に加え、販売価格下落や在池魚評価(注1)のマイナス影響があり減収・減益となりました。」
南米鮭鱒では減産、販売価格下落、在池魚評価のマイナス影響が重なり、前年同期比で減収・減益となった。水産物の需給・市況変動による業績影響が悪化している。 - FY2020国内漁獲減と南米回復の併存有価証券報告書
「<日本>・さばやあじの大幅な漁獲減に加え、かつおの魚価下落などもあり減収・減益となりました。<南米>・鮭鱒は一昨年の稚魚斃死の影響もなくなり販売数量が回復し、販売価格も堅調に推移したことにより大幅な増収・増益となりました。」
国内では漁獲減・魚価下落が発生した一方、南米鮭鱒では過去の稚魚斃死の影響がなくなり、数量・価格が回復した。 - FY2020-Q3地域別の市況影響が分化有価証券報告書
「<日本>・さばやあじの大幅な漁獲減に加え、かつおの魚価下落などもあり、減収・減益となった。 <南米>・鮭鱒は一昨年の稚魚斃死の影響もなくなり販売数量が回復し、販売価格も堅調に推移したことにより大幅な増収・増益となった。」
国内では漁獲減・魚価下落が業績に影響した一方、南米鮭鱒では稚魚斃死の影響がなくなり、数量・価格が回復した。地域ごとに市況・需給影響が異なる方向に現れている。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「<南米>・鮭鱒は一昨年の稚魚斃死の影響もなくなり販売数量が回復し、販売価格も堅調に推移したことにより増収・増益となった。」
南米鮭鱒では、過去の稚魚斃死の影響がなくなり、販売数量が回復するとともに販売価格も堅調に推移した。水産物市況・需給変動による収益影響は当四半期に緩和された。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「<南米> ・鮭鱒は販売価格が堅調に推移したことに加え、在池魚評価(注1)がプラスに働き増益となった。」
南米鮭鱒では販売価格が堅調に推移し、在池魚評価もプラスに働いたため、前期まで顕在化していた市況・需給変動の収益影響が一時的に緩和された。 - FY2019悪化有価証券報告書
「当社および当社グループにおいては、販売は総じて順調に推移したが、原料価格の高騰や南米の鮭鱒養殖事業において前年の稚魚の斃死の影響などがあり、厳しい事業環境となった。」
南米鮭鱒では前年の稚魚斃死による販売数量減少が通期業績に影響し、水産事業営業利益も前期比で減少した。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「<南米>・鮭鱒は、前年の稚魚の斃死の影響により販売数量が大幅に減少したが、生産コストの低減に努め、減益幅を抑えることができた。」
南米鮭鱒では前年の稚魚斃死による販売数量減少が継続しており、水産物の需給・生産変動リスクが引き続き業績に影響している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「当社および当社グループにおいては、北米や欧州は順調に推移したが、水産事業の南米鮭鱒養殖事業において前年の稚魚の斃死の影響に加え、一部主要魚種の販売価格の下落などもあり厳しい事業環境となった。」
南米鮭鱒では前年の稚魚斃死の影響が残り、販売価格も下落したため、事業環境と水産事業の収益影響が悪化した。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「<南米>・鮭鱒は販売数量が増加したが、販売価格の下落により減収・減益となった。」
南米鮭鱒では販売数量が増加した一方、販売価格下落により減収・減益となり、水産物市況・需給変動の収益影響が再び悪化した。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「<南米>・鮭鱒は、販売価格の上昇に加え養殖成績も良好であったことから大幅な増収・増益となった。」
南米鮭鱒では販売価格の上昇と養殖成績の改善により、市況・需給変動による収益影響が引き続き緩和された。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「<南米>・鮭鱒は、販売価格の上昇に加え養殖成績も良好であったことから大幅に増収・増益となった。」
南米鮭鱒の販売価格上昇と養殖成績の改善により、水産物市況・需給変動による収益影響が緩和された。 - FY2017対処有価証券報告書
「鮭鱒は赤潮の発生により販売数量が減少したものの、販売価格が急速に回復したことに加え、在池魚評価が好転したこともあり増益となった。」
赤潮による販売数量減少は残る一方、鮭鱒価格の急速な回復と在池魚評価の好転により、水産事業の営業利益は79億49百万円、前年同期比34億51百万円増となった。 - FY2017-Q3対処有価証券報告書
「鮭鱒は赤潮の発生により販売数量が減少したものの、販売価格が大幅に回復したことに加え、在池魚評価が好転したこともあり増益となった。」
赤潮による販売数量減少は残るものの、鮭鱒価格の大幅回復と在池魚評価の好転により水産事業の収益影響が改善した。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「水産事業では、日本において魚価が回復傾向にあったことに加え、南米でも鮭鱒の魚価が回復したことで、1,210億11百万円(前年同期比142億81百万円減)となり、営業利益は20億91百万円(前年同期比8億85百万円増)となった。」
水産物市況の下落影響は残るものの、日本および南米の魚価が回復し、水産事業の営業利益も前年同期比で増加した。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「鮭鱒は、販売価格が下落したことに加え、赤潮の発生により原魚コストが増加した。」
水産物価格の下落が当四半期の養殖事業の減収・減益要因として現れている。水産事業全体でも売上高632億51百万円、営業利益8億57百万円となり、前年同期比で減収・減益となった。 - FY2016初出有価証券報告書
「南米の鮭鱒養殖事業において販売価格の大幅下落などもあり、厳しい事業環境となった。」
水揚げ数量、魚病、自然災害などによる需給変動をリスクとして認識しており、当期には南米鮭鱒の販売価格下落が実際の減収減益要因となった。