米国は現状の金融政策維持が想定される一方、日欧の政策決定を控え市場は動きを抑制。消費者信頼感指数の強さとAI資金需要による長期金利の高さがドル買いを支えつつ、ドル・円は158円付近での動きが重くなる見通し。
28日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開が予想され、米国は現行の金融政策維持が公算だが、引き締め姿勢を堅持する場合はドル買いが継続する可能性がある。欧州中銀と日銀の政策決定を控え、積極的な動きは出にくい。前日に公表された米経済指標の消費者信頼感指数は予想以上に強く、今後の引き締め期待を支えた。
人工知能開発による資金需要の観点から米長期金利は高水準を維持し、ドル買いを後押しした。ユーロ・ドルはフランスの財政・社会不安でユーロ売りが強まる形となり1.1130ドル台へ軟化。ドル・円は158円に接近した後、本日のアジア市場では158円付近での売りが出て上値の重さが意識された。
この後の海外市場は米金融政策の注視が続く。FOMCでの政策金利据え置きは織り込まれる一方、引き締めに前向きな内容であれば長期金利の上昇を背景にドル買いが先行する可能性がある。ドル・円は158円台で日米協調介入への警戒感から売りが出やすく、上値の重さが目立つ見込みである。ECB理事会と日銀金融政策決定会合の動向にも注目が集まるが、現時点では決定を見極めたいムードが動意を抑える可能性がある。