日本製鉄傘下のUSスチールが米南部アーカンソー州の電炉工場で原料製造の新設備を起工した。投資額は約19億ドルで、電炉から自動車向け高級鋼の原料を安定調達する狙いとされている。
日鉄の米国子会社USスチールは、米南部アーカンソー州にある電炉工場で新たな原料製造設備の起工式を30日に実施した。投資額は約19億ドル(約3000億円)と報じられており、日鉄の買収後に進められる大型投資の一つとなる。これにより電炉での原料生産体制を強化する構えとされる。
新設備の導入目的は、環境負荷が高炉に比べ低い電炉を活用して自動車向けの高級鋼を生産する際の原料を米国内で安定的に確保することにある。天然ガスを活用した自前原料の生産を通じて品質管理と供給の安定性を高める方針が示されている。