MSが公表した情報によると、中国政府系ハッカー集団「Storm―0940」がAIを悪用して自動化攻撃を展開し、世界の数百の組織を標的にしていた。標的選定から接続権限を奪取するまでの所要は3時間未満だった事例が確認された。
MSが、中国政府系のハッカー集団「Storm―0940」がAIを悪用して大規模なサイバー攻撃を実施していたと公表した。対象は世界の数百の組織で、攻撃は自動化され、短時間で標的の接続権限を奪取できた事例が確認された。
攻撃に用いられた侵入テストツール「ARTEX(アルテックス)」は、脆弱性の探索やデータの持ち出しを人手を介さず進める能力を持つとされ、Storm―0940は早ければ9月ごろからこのツールの使用を始めた可能性がある。
MSは、AIを活用した攻撃速度と規模の飛躍的な拡大を示す事例があると警戒を呼びかけた。報道によれば、攻撃対象は航空・防衛・自動車・化学・政府機関・メディアなど幅広い業種に及んだとされる。
また、コネクトワイズのクラウドバックアップ製品に関連する攻撃にもStorm―0940が関与したとの分析が示され、パスワード窃取を狙う攻撃が高速で試みられた例も報じられている。