オンコリスバイオファーマは2026年8月期の決算短信でOBP-301関連のマイルストーン収入により売上高が5億円へ拡大した一方、営業損失・中間純損失は7億円と赤字は継続している。薬価収載・保険適用と販売開始を控え、提携収入の拡大が今後の注目点となる。
2026/8/7に公表された決算短信の要約によると、OBP-301の製造販売承認に伴うマイルストーン収入などにより、売上高は前年同期比1,662.4%増の5億円となった。営業損失は7億円、中間純損失も7億円と赤字は続くが、損失幅は縮小した。通期業績予想は非開示のままである。
国内上市に向けてOBP-301の薬価収載・保険適用と販売開始が控える点が注目される。提携先の富士フイルム富山化学からマイルストーン収入や前受金を受け取っており、今後の収益源として働く可能性がある。供給網の整備・在庫運用の見直し、海外展開の進展も重要な要因として挙げられている。
台湾のライセンス契約を結んでいるMedigen社を通じた現地市場での販売権収益機会があり、現地上市後の有償供給とロイヤリティ収入の発生が見込まれる。特許強化による交渉力の向上やOBP-601の臨床開発進展も長期収益の動因となる見込みだ。
今後の業績チェックポイントとしては、OBP-301の薬価収載と販売開始の進展、海外提携の拡大、製造・物流の安定運用が挙げられる。一方、マイルストーン依存の収入変動や新株発行による希薄化リスク、資金繰りの課題などリスク要因も引き続き存在する。