恵和は中期経営計画(FY2025-FY2028)を公表し、CSV実現に向け新製品開発と海外展開を推進する方針を示した。2028年12月期の売上高270億円、営業利益59億円、ROIC13.5%、ROE12.9%を目標としている。
恵和は中期経営計画(FY2025-FY2028)を策定し、地球の絆創膏事業の撤退を踏まえ「高品質の提供」によるCSVの実現を目指すと発表した。売上高270億円、営業利益59億円、ROIC13.5%、ROE12.9%を指標とし、光学製品事業のCAGRは9.4%、機能製品事業は6.9%と成長を見込む。共通費用差引前の営業利益率は光学が44.0%、機能が41.3%と高い利益率を目指す。
四つの重点施策として、人的資本の強化、労働生産性の向上、フロントローディング、海外拠点の整備を挙げ、開発・製造のコア技術は国内拠点でOJTを通じて育成する方針を示した。製造現場のデータ活用でAIによる相関解釈を促し、歩留まりと納期遵守を高めることを目指す。
海外展開としては、中国+1戦略を背景にベトナム・ハノイに駐在員事務所を2025年12月に設置、2026年12月期中には物流だけでなく生産・加工拠点も立ち上げる計画。現地協力会社を厳格に調査しつつ、コア技術のシーティング、ラミネーティング、コーティングは国内設備で対応し、将来的には機能製品群にも対応可能な体制を目指す。
マーケティング面では欧州・北米でOEM・Tier1との関係強化を進め、2026年4月にデトロイト、5月にフランクフルト拠点を開設または登記し、現地での情報収集と提案活動を活発化させる。北米デトロイトでは車載ディスプレイ関連の動きが活発化しており、欧米拠点の展示会出展や顧客訪問を通じた関係強化が進んでいる。