恵和の中期計画では光学製品は新製品群OPLAMで提案領域を拡大し、機能製品はクリーン環境を強みに医療用や車載向けフィルムで成長機会を模索している。
恵和は光学製品事業で新製品群OPLAMを導入し、シートやフィルムの積層技術を活用して性能向上と安全性確保を図る。HUDの耐熱性課題や大画面化への対応を通じて、車載向けディスプレイの需要取り込みを目指すほか、光拡散シートの機能付加などで提案領域を広げる。市場は世界的なEV減速の影響を受けつつも日本国内と欧州で回復基調がみられる。
機能製品事業では医療用工程フィルム「メディテクト」とクリーンエネルギー車向けフィルム「ACE」を中心に、クリーン環境での製造を武器に需要拡大を図る。ACEはトヨタの燃料電池車MIRAIへの採用実績があり、他車種への提案も強化している。加えて、ウレタンフォーム用工程紙「A!Prog-UF」の国内独占と新興国市場への展開を進め、2025年以降の海外収益化を目指す。
中期計画の全体は、ディスプレイ分野や医療・環境対応製品を組み合わせ、アジア・北米・豪州など新興市場の成長機会を見据えたグローバル展開を推進する方針を示している。