米国株市場は前週METAの決算発表を受けて大幅安となった一方、資源株やヘルスケア株が買われた。AI設備投資の下振れ警戒と長期金利の動向、米大統領選と中間選挙を巡る見通しが材料として市場を揺さぶっている。
先週の米国株はAI関連株の下落が重しとなりS&P500とナスダックが小幅マイナスで推移。ダウは小幅高、資源株の上昇で市場全体の下押しを相殺した。AI関連銘柄のコアウィーブ(CRWV)は債務懸念から11.6%安と続落し、AI株全体の売り圧力が強まった。
同日、メタ・プラットフォームズ(META)が2026年7-9月期の決算を発表。AI投資の拡大と1対2の株式分割を公表したことで、収益性を伴わない投資懸念が広がり、株価は週間で9.4%安となった。随伴してラムリサーチ(LRCX)もEPS見通しの下方修正で12.8%安となった。
AI関連銘柄以外では、ソフトウェア株のサイバーセキュリティ関連クラウドストライク(CRWD)とサービスナウ(NOW)が堅調に推移。資源株は、中東情勢の緊迫化と原油高の影響で上昇、ダウ採用銘柄のシェブロン(CVX)も上げが目立った。長期金利低下の影響で小型株を中心とするラッセル2000は2.0%の反転上昇を示した。
来週はマイクロソフト(MSFT)とグーグルのGoogle Cloudを含む決算と、米連邦準備制度理事会のFOMC終了後の動向が焦点。中間選挙の結果次第では市場の展開が変わる可能性があり、AIクラウド事業の収益性が市場予想をどう上回るかが注目される。