先週の米国市場はAI関連株の下落が続き、メタ・プラットフォームズの急落や財務懸念が浮上。今週はマイクロソフトとアルファベットの決算、11月3日の中間選挙が焦点となる。
先週の米国株はAI株の下落が重く、S&P500とナスダックがマイナスで推移した。一方資源株やヘルスケア株は上昇して相対的にダウ工業株30種平均は小幅に反発した。AI関連株の下落が継続する中、原油高と長期金利の動きが市場の局所的な動きを左右した。
AI株急落の契機となった新興AIクラウド企業コアウィーブは巨額の債務問題で信用不安が残り、前週末比で11.6%下落した。6月中旬以降の決算発表が続く中、メタ・プラットフォームズが6月期決算を公表し、AI投資の過熱懸念が改めて市場の重荷となった。
メタの決算では2026年度のAI設備投資額見通しが大幅引き上げされたことや、株式分割の実施が発表されたことで、収益性を伴わない過剰投資に対する警戒感が広がった。これによりメタ株は週間で大きく下落したほか、半導体大手ラムリサーチも利益見通しの下振れで下げが続いた。
今週はマイクロソフトとアルファベットの決算発表が控え、AIクラウド事業の収益性と投資規模が焦点になる見込み。FOMCの結果発表を控えつつ、11月3日まで米国市場は様子見のスタンスが続くと見られており、中間選挙を通過するまでは大きな方向感は出にくいとされている。