米国市場で早期利上げ観測が再燃する中、今週の日本市場は日経平均が小幅続伸。9月末の権利取りを前に、バリュー株への関心が高まる局面となった。
今週の日経平均は前週末比0.6%高の66405.56円で取引を終えた。週初は原油高と長期金利の上昇でAI・半導体関連株が売られたが、後半は反発に転じた。エヌビディアの決算発表を控えた場面では米市場の流れが買い戻しを呼び、国内AI・半導体関連株への波及は限定的だった。
米国では早期利上げ観測が再燃した。ジャクソンホール会議を受け9月利上げの確率が高まり、9月15-16日のFOMCでの利上げ可能性が意識されている。今後の指標次第で追加利上げ織り込みが進むとみられ、国内ハイテク株には逆風の可能性も指摘された。
9月は米国株のパフォーマンスが悪化するアノマリーがあるとの見方もあり、9月末の権利取りを見据えたバリュー株の優位性が再評価される局面とされた。エヌビディアの株価の反応は限定的で、他社決算や海外イベント次第で相場の動きが左右される可能性がある。
来週は国内で鉱工業生産や法人企業統計、家計調査などの発表が予定され、海外ではISM製造業景気指数や雇用統計などの指標が相場の方向性を左右する材料となる見通し。
米ブロードコム決算や関連企業の動向、セールスフォース決算の影響など半導体・情報ソフト株の動向にも引き続き注目が集まるとみられる。