日本市場で円が対ドルで下落し155円台半ばへ、原油上昇と米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りが優勢となっている。日米の金融政策決定を控え市場は様子見ムード。
16日の日本市場では円が対ドルで下落し、円は155円台半ばで推移している。海外市場で原油相場の続伸と米長期金利の上昇が背景にあり、円安方向の動きが優勢となったほか、債券市場では超長期金利が上昇している。株式市場では東証株価指数TOPIXが反発する場面もあった。日米の金融政策決定を控え、市場全体には様子見のムードが広がっている。
債券市場では長期超長期金利が上昇しており、財政拡張懸念や機関投資家の売りの可能性が指摘されている。市場関係者はFOMCの結果発表を前にポジション調整を進めつつ、次期利上げ見通しやフォワードガイダンスの有無が影響する可能性があるとみている。
みなと銀行の苅谷ストラテジストは、米長期金利の上昇と防衛費拡大の報道がドル買い・円売りの流れを支えるとの見方を示し、東京市場の日中には約2週間ぶりの155円台でドル需要が出る可能性があると述べた。日中の取引では輸出企業のドル売りが上値を抑制する可能性もあるとの見方もあった。
市場関係者はFOMCで利上げが見送られるサプライズやフォワードガイダンスの欠如といった要因でドル安・反応が生じる可能性にも注意を促している。米長期金利の動向と日銀の政策決定会合を前に、債券市場の超長期金利の上昇傾向は継続する見通しが示唆された。