日本市場では債券が大幅に下落し、原油急伸と米長期金利の上昇が相場を重し。日経平均は3%超安となり、円は154円台前半で推移している。
ブルームバーグの報道によると、日本の債券は大幅に下落し、長期金利が上昇した。新発10年債利回りは前日比5.5ベーシスポイント高の2.965%に達し、30年債利回りは2007年以来の水準へと上昇した。原油相場の急伸も加わり、中東情勢の緊迫化が供給懸念を強めた。ドル高の動きと円の動きは限定的で、円は154円台前半での推移が続いた。
原油は北海ブレントが1バレル109ドルを突破するなど急伸。生産者物価指数(PPI)の上昇も影響し、株式市場の重荷となった。米国の長期金利上昇を背景に市場は警戒感を強め、投資家のリスク回避姿勢が広がった。超長期債の一部には押し目買いの動きも見受けられるが、全体としては下げ圧力が優勢だった。
株式市場は大幅に反落。日経平均株価は2000円を超える下落となり、TOPIXも一時2.2%下落した。AI・半導体関連銘柄や銀行・機械などの銘柄群で下落幅が大きい。市場関係者は米株の下げを背景に日経平均の下げが拡大する可能性を指摘しつつも、背景には堅調な企業業績と局所的な地政リスクがあるとの見方を示した。
円は対ドルで154円台前半で推移。インフレ懸念と米長期金利の上昇がドルを支えた一方、日本銀行の利上げペース加速の思惑から円売りは抑制された。次の焦点は米消費者物価指数(CPI)の発表で、予想を上回れば米利上げの観測が強まり、ドル/円が動く可能性があると見られている。