2日から6日までの週は中東情勢や米中間選挙を背景に市場心理が大きく揺れ、ドル円は157円台後半を中心に158円台前半へと振れた。日々の動きは、政治イベントや原油価格の動向を背景にリスク選好と回避の両方向へ推移した。
週の初めは中東情勢と米中間選挙を材料に市場心理が動いた。ドル円は157.99円付近まで上昇したが、158円の節目付近で戻り売りが出て、157.70円割れへ押し戻された。ロンドン市場ではドル売りが先行し、対欧州通貨のドル安が進んだが、欧州市場で動きは再びドル売りを削ぎ、引けにかけて157円台半ばから158円ちょうど付近での振幅となった。NYSE市場ではドル安が一服し、クロス円は円安方向へ動く場面があった。
「3日」は東京市場が休場で取引は halt。ロンドン市場ではドル買いが優勢となり、原油の反発とインフレ警戒感からドル買い圧力が強まる局面があった。NY市場では158円後半へ上昇を試み、158.60円付近の突破を狙う動きが観測された。欧州勢の参加と中銀高官のタカ派発言でドル買いが優勢となり、ユーロ・ポンドは対ドルで軟化。
「4日」は民主党の優勢報道によるAI投資抑制懸念で日経平均が急落、ドル円は朝方158.74円から157.41円まで急落したが、午後には再び158円台を回復。ロンドン市場では原油安と金利低下を背景にドル買いが入り、NY市場では米中間選挙の結果を見極めつつレンジ相場が続いた。中盤以降、日銀の利上げ観測などをめぐる材料も浮上しつつ、ドル円の上値は限定的となった。
「5日~6日」は欧米市場でリスク回避の動きが強まる中、ドル円は157円台後半でのもみ合いが続く。6日には米雇用統計の発表を前に慎重な展開となり、最終的にはニューヨーク市場での堅調な雇用指標が発表されたこともあり、ドル円は158円台半ばへ再び上昇する場面があった。欧州通貨はドル・円に対して軟調な動きを見せ、クロス円の戻りは鈍いままだった。