村田製作所は、2026~2030年度の5年間で総額約1兆円を投じ、MLCCの国内外の生産能力を拡大する計画を公表した。岡山で新棟を建設し、国内拠点を現状の2拠点から3拠点へ拡充し、海外でもタイ・フィリピンで新設・増強を進める。30年度にはMLCC売上高を25年度比で2倍以上に引き上げる見込み。
村田製作所は中長期の需要拡大に対応するため、総額約1兆円を投じてMLCCの生産体制を拡充する。岡山県瀬戸内市の敷地内に新たなMLCC生産棟を建設し、国内拠点を3拠点体制へ移行する。
建物費用約3500億円、設備費用約6500億円を内訳とし、28年末に新棟を完成、30年には関連設備を増設する計画で、30年までに1500~2000人程度の人員を増やす。
海外ではタイに新生産棟を建設、フィリピンでは既存棟へ設備導入を進め、日本・ASEAN・中国の既存工場でも生産能力を増強して安定供給体制を整える。
中島規巨社長は、DCやエッジデバイス、モビリティ、ロボティクスなど幅広い市場へ供給能力を強化すると説明した。