10日の東京株式市場は日経平均が3日続落で寄り付き、前日終値を374円下回る水準から取引を開始した。米国市場の下落と円相場の動向の中、半導体株の一角は底堅く推移した。
10日の東京株式市場では日経平均株価が3日続落して寄り付き、前日終値の水準から374円安いところから始まった。寄り付きは前日終値を下回る水準で、売りが先行したものの半導体株の一角は買いが入り、下げ幅を限定する動きとなった。
前日の米国市場では主要3指数がそろって下落しており、原油先物の上昇も加わって投資家の警戒感が強まった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は寄り付き前に前日終値を約968円下回っており、先物主導で売り圧力が意識された。
為替市場ではドル円が1ドル=153円台半ばで推移し、円安方向への振れが輸出関連株には支援材料となる可能性がある一方、全体の水準は大きく変わらず、相場全体を押し上げるには至らなかった。半導体株は底堅い動きが見られ、指数の下支え役となる場面もあった。
10日には日本銀行が8月の企業物価指数を公表予定で、原油先物の動向が企業物価にどう反映されるかが焦点となる。半導体株の動向次第では、3日続落後の相場の方向性を左右する可能性がある。