奥村組は築40年を迎えた免震研究所の管理棟で、免震装置の経年変化と耐久性を実証実験として公開。実験は10年ぶりで、積層ゴムの硬化が進む一方、設計範囲内で推移している。
奥村組は築40年を迎えた免震構造評定を取得した管理棟で、免震性能の実証実験を報道陣に公開した。実験では地震動を再現し、免震装置の経年劣化と耐久性を詳しく分析した。
実験は1985年竣工の同棟で行われ、RC造4階建て延べ1330平方メートル。免震装置として径500ミリの積層ゴム25基と径50ミリの鋼棒製ダンパー12基を設置している。
積層ゴムの剛性変化率は20年目で約10%、30年目で約11%、40年目で約12%と算出され、竣工時と現在の振動データを比較すると振動周期が短くなり、経年で硬化が進んでいることが分かった。
最大の変化率は予測の範囲内に収まり、120年後には最大約17%程度まで上昇する可能性があるとされる。管理棟は30%の硬化に耐えられる設計で、現在も免震装置は健全と評価されている。
今後は創業120周年を機に免震構造の普及を進める計画で、今後も性能試験の継続を予定している。森川葵さんが出演する新作CMも11月7日から放映開始となる。