第一稀元素化学工業は10月30日引け後、今期の連結経常利益を従来予想の20億円から33億円へ上方修正した。上期の経常利益も従来予想の9億円から26.2億円へ引き上げ、期末までの見込みは増益となる見通し。
第一稀元素化学工業は10月30日大引け後に業績修正を発表し、27年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円から33億円へ上方修正した。前期は32.5億円だった。これに伴い今期の通期見通しは1.4%の増益見込みとなった。
同時に、4-9月期の連結経常利益も従来予想の9億円から26.2億円へ大幅上方修正し、増益率は2.5倍から7.2倍へ拡大する見通しとなっている。理由として自動車排ガス浄化触媒分野の販売数量増加や原料価格の改定、地政学リスク下での新規案件の進展、円安の進行などが挙げられている。
下期の見通しでは原料価格上昇に伴う販売価格改定や想定為替レートの変更により売上高は上方修正予想を維持する一方、原料価格上昇に伴う顧客需要の低下や取引数量の減少も見込まれ、営業外損益の改善要因を踏まえ全体としては修正後の予想を維持する見通しとなっている。
今期の修正内容は、上期の決算修正と合わせ、通期の売上高が20,930億円、営業益が2,600億円、経常益が2,620億円、最終益が1,860億円、1株あたりの修正利益が77円となる。