カイオム・バイオサイエンスの株価は9月4日にストップ高となり、FRONTEOとの共同研究を契機に短期資金が流入。AI創薬と抗体医薬の連携テーマを軸に、日本株の動向を追う動きが伝えられた。
2026年9月4日、カイオム・バイオサイエンスの株価は前日比30円高の112円でストップ高を付け、売買高は1804万株超に達した。 FRONTEOのAI創薬支援技術「Drug Discovery AI Factory」と同社の二重特異性抗体作製技術「DoppeLib」を組み合わせる共同研究がきっかけとされる。
共同研究の目標は、複数創薬テーマを検討し2027年度までに二重特異性抗体医薬候補を創出すること。AI標的探索と抗体設計の接続を通じて、創薬バリューチェーンの各段階での案件創出を目指す。
財務面では、カイオムの2026年上期の売上高は2億7,365万円、営業損失は4億7,971万円で、創薬支援事業は利益を確保している一方、自社創薬の研究開発費が重くなる状況。灯台としての契約一時金やマイルストーンの獲得可能性も指摘される。
FRONTEOのほか、中外製薬のMALEXAを用いた抗体設計や第一三共のエンハーツ製品売上の伸びなど、抗体医薬領域におけるAI活用と大型市場形成の動きも併せて説明され、AI創薬・抗体医薬関連銘柄の観察対象として複数企業が挙げられている。