生成AIの普及がエンタメのコンテンツ産業を変えつつある。ゲーム・ライブ・広告の主要銘柄20本と周辺ソリューションを前後半で紹介する。
生成AI投資テーマの拡大を背景に、半導体やデータセンターだけでなくゲーム、ライブ、VTuber、映像、広告といったコンテンツ産業への波及が進む。IDC Japanは国内生成AI市場が2025年約4,745億円から2029年約3兆2,739億円へ拡大すると予測し、デジタル広告領域の汎用AIツール利用は25.8%、高度な外部AIサービスが14.3%、自社開発AIが12.8%に達するとされる。
エンタメ分野でAIは作品自体の自動生成だけでなく、ゲームのNPC作成や翻訳、デバッグ、運営分析、広告素材、ライブの字幕・多言語配信・ファンCRM、AIによるコピーや画像・動画生成など幅広く活用される。2026年にはサイバーエージェントがChatGPT広告の国内提供開始に合わせた広告支援、日テレがAI Co-Creatorで脚本分析から絵コンテ・動画プレビズまで支援する動きが報じられている。
本記事では前半の4カテゴリでゲーム・ライブ・広告・映像・配信の20社を紹介し、後半の周辺10社をミドルウェア・音声・翻訳・AIエンジンの供給企業として掲示する。ゲーム分野のカプコンはAIを活用した制作・翻訳・QA・マーケティングの効率化で世界展開を加速させ、売上高は2026年3月期で1953億65百万円、営業利益752億95百万円、2027年1四半期も増収増益を記録した。スクウェア・エニックス・ホールディングスはAI活用を早期から進め、2026年3月期の連結売上約2976億円、デジタルエンタテインメント約1728億円、2027年1四半期は売上784億23百万円・営業利益170億8百万円と大幅増を示す。