今週のドル円見通しは、豪RBAの利上げと米国の経済指標の動向が焦点。米PCEデフレーターの発表を前に、ドルの反応と市場の金利見通しが変動する可能性がある。
29日(火)の要因として、豪中銀(RBA)が政策金利を4.35%から4.60%へ引き上げたことが挙げられる。米国では8月のJOLTS求人件数が市場予想を下回り、消費者信頼感指数は低下した。NY連銀総裁の発言を受けて、10月の利上げ確率が一時的に低下する動きが見られた。
本日発表が予定されている米8月PCEデフレーターは前年比で +3.7%程度が市場予想とされ、原油価格の高止まりによるインフレ懸念が残る中、ドル相場の反応が注目される。ドル円は158円台に乗せる局面で上値抑制の警戒感が高まる可能性があり、金利市場の織り込み次第で相場が動くと見込まれる。各指標の結果次第で、ドル買い・円買いの局面が生まれる可能性がある。
今後の注目点として、米国の雇用関連指標やPCEデフレーターの発表、日米の介入警戒感の動向、そして日銀・米連邦準備制度の政策動向が挙げられる。市場関与者は158円台に乗せた場合の上値の抑制要因を警戒しつつ、PCEデフレーターの数値次第で短期の方向性を見極める見通し。
ドル円の短期見通しは、PCEデフレーターの結果と米長期金利の動向に影響を受けやすく、157円台半ばから158円台前半のレンジ内で推移する可能性がある。日米の政策動向と原油価格の推移が、今後の相場を左右する要因として引き続き意識される。