先週はAI半導体株が信用不安で急落する一方、内需・ディフェンシブ株が堅調に推移した。トヨタ自動車をはじめ医薬品・小売などの非AI株が上昇し、セキュリティ関連株の急騰も続いた。
先週の主要株価指数は、AI株の売りが全面的な影響を及ぼす「AI株独り負け相場」となり、日経平均は週間で大きく下落した。一方、内需系ディフェンシブ株は相対的に強さを示した。
AI株の下落を牽引した要因として、アドバンテストや東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどの国内AI株が大幅安となり、コアウィーブの信用不安が株式にも影響し、関連セクターの売りが広がった。コアウィーブの社債利回り上昇と株価の急落がAI株全体の下落を後押ししたとの観測がある。
その一方で非AI株は堅調で、時価総額が大きいトヨタ自動車は6.3%高、アステラス製薬は7.6%高などディフェンシブ性の高い銘柄が上昇した。小型材料株の上昇も目立ち、クラスターテクノロジーがセイコーエプソンと資本業務提携を発表したことで急騰し、他にもネットセキュリティー株の急騰が続いた。
来週はAI株の決算発表を控えた展開と、内需・ディフェンシブ株の底堅さを注視する展開が想定され、セキュリティ関連や決算上方修正銘柄の動向にも注目が集まる見込み。