2026年に入りAI・半導体関連株の急騰が目立つ中、野村證券の西岡伸がクオンツ手法でAIテーマ以外の銘柄も相場のドライバーになり得ると分析した。ファクター分析で高変動銘柄と低変動銘柄の寄与を比較し、出遅れ銘柄の候補を示した。
AI・半導体関連銘柄の株価急騰が日本株のけん引役となっている一方、AI一極集中がどの程度進んでいるのかをクオンツの視点で検証している。TOPIX500を母集団とし、歪度の変化を用いてAIテーマ銘柄と他銘柄のパフォーマンスの偏りを観察している。2025年上半期以降歪度が上昇しており、2026年4月には水準が高止まりしたとの分析が示される。
ファクター分析では株価モメンタム、ヒストリカルベータ、時価総額、予想利益成長率、バリュー関連指標など7つのファクターを用い、TOPIX500を母集団に高変動銘柄と低変動銘柄を分類して各ファクターの寄与を比較している。高変動銘柄と低変動銘柄のファクター寄与が、指標の動きの背後にあることを定量的に示す図表が複数提示される。
急上昇したAI・半導体関連銘柄に追随する銘柄の条件として、6月はバリューファクター(B/P)で低B/P銘柄が相対的に強く、低B/Pの銘柄群が出遅れ銘柄として上昇余地を持つ可能性があるとされる。さらに、ファクター先導戦略のパフォーマンスを示すグラフも掲載され、定期的なファクターの見直しと銘柄選定の組み替えを提案している。