日銀が発表した9月短観で大企業製造業の景況感DIは前回を上回り約8年半ぶりの高水準となった。非製造業は改善が鈍化、先行きは製造・非製造ともに楽観一部後退。これにより年内の利上げ観測が下支えされるとの見方が広がった。
日本銀行が9月の企業短期経済観測調査(短観)を公表した。大企業製造業の景況感DIはプラス24となり、2018年3月以来の水準で前回のプラス22から改善した一方、市場予想のプラス25には届かなかった。石油・石炭製品や鉄鋼の改善が目立つ。先行きはプラス21と悪化見込みである。
大企業非製造業のDIはプラス35となり、5期ぶりに悪化。市場予想はプラス36でやや上回らなかった。宿泊・飲食サービスなどが悪化し、先行きもプラス30と悪化の見通しだ。
日銀短観は企業の景況感だけでなく物価見通しも重視しており、CPIの前年比上昇率は1年後2.6%、3年後2.6%、5年後2.5%と見込まれた。2026年度の設備投資計画は前年比11.3%増と前回比で下方修正され、市場予想の12.2%増を下回った。