金(ゴールド)は3週続落も4,300ドル前後で下げ渋っている。今週は9月14日週でFOMCと日銀会合が市場の焦点となり、原油動向や米金利の動き次第で上下に振れる展開が想定される。
先週の金価格は、原油急騰と米金利上昇を背景に4,349ドルまで下落し、3週連続の下落となった。水準は4,300ドル付近で下げ渋る動きが目立ち、CPIを前に市場の混乱は限定的だった。円建てでの下落は米ドル建てを下回る展開となった。
ETFの資金動向では、SPDRゴールド・シェア(GLD)から約6.5億ドルが流出する局面があり、投機筋のロングは前週並みの水準にとどまった。一方、公的部門の金保有は増加傾向が続いている。
今週の注目材料は、FOMC(9月15〜16日)と日銀会合(9月17〜18日)であり、追加利上げの見通しや各国の金融政策の行方が金の動きに影響を与える可能性がある。
ホルムズ海峡を巡る協議の延期やイラン情勢の緊張感の中、原油高が長期化すれば金は重荷を背負う場面も想定される。ただし安値圏での押し目買いが入る場面もあり、ETF資金の戻りが観察される可能性もある。
直近の金現物の予想レンジとしては上値4,500ドル、下値4,200ドルを意識するとされる。