日本の長期金利が3%を超え、1996年以来30年ぶりの水準に到達した。要因として世界的な金利上昇と原油高、日銀の政策決定の遅れが指摘されている。
2026年9月の動きとして、日本の長期金利は1日に3%の水準を突破し、2日には3.015%に達した。投資家の反応から一時的に3%は通過点と見なされたが、4日にかけて債券市場で押し目買いが進み、10年金利は2.900%へ低下した。
長期金利の3%超えは複合的な要因が重なることが背景にあるとされ、世界的な金利の上昇と中東情勢の再緊迫化に伴う原油高がインフレ懸念を再燃させたことが指摘されている。また日銀の金融政策正常化の遅れも影響しているとされる。
日銀の利上げ見通しについては9月17~18日の金融政策決定会合での利上げが取り沙汚され、年内にもう1回の利上げの可能性も議論されている。財政の積極性を巡る懸念も金利上昇要因として挙げられる。
今回の3%水準の突破は、米財務長官の発言や日本国内の政策討論を背景に、複数要因がかさなる形で生じたとされる。今後も金利の動向はこれらの要因が続く限り高止まりする可能性があるとの見方もある。