日米金利見通しの再評価を背景に米ドル/円は軟調。7月高値から下落が進み、155円近辺を割り込む局面が意識され、今後のCPIなど経済指標の発表が方向性を左右すると見られる。
米ドル/円は日米の金融政策見通しの違いを背景に軟調に推移しており、7月の高値から約5%下落して154.59円付近まで下げた。テクニカル面では主要サポートの155.00近辺を3回試しており、終値が下抜けると152.00や150.00の節目を試す可能性が指摘されている。
市場ではFRBの9月利上げ観測が一時的に高まっていた一方、日銀のタカ派寄りの stanceや為替介入警戒感が円買いを促し、日米金利差縮小の影響を相殺している。日銀総裁は9月の会合で追加利上げを含む選択肢を議論しているとされ、9月17日〜18日の決定会合で25bp利上げの可能性が取りざたされている。
今後の注目材料は米国の8月CPI・PPIの発表で、CPIが市場予想を上回ればFRBの利上げ確率が高まりUSDJPYの反発要因となる。一方で鈍化すれば日銀の利上げ観測が高止まりし、日米金利差はさらに縮小してUSDJPYは下落を深める可能性がある。
テクニカル的には157付近の resistance を抜けられれば158.10、さらには160.00の節目を試す展開が想定されているが、155.00を下回るかどうか次第で新たな下落局面へ移行する可能性がある。