円が急速に買い戻され、ドル円は155円台後半へ。米金利見通しと日銀の利上げ観測が交錯する中、来週の米CPIと日銀会合が焦点となる。
円が急速に買い戻され、ドル円は155円台後半まで円高が進行した。ウォラーFRB理事がインフレ鈍化を条件に政策金利据え置きを示唆し、米利上げ観測が後退した。日銀の利上げペース加速観測や高田審議委員の連続利上げ示唆、GPIFの基本ポートフォリオ見直し観測も円買いを後押しした。来週は8月米CPIと日銀金融政策決定会合が焦点で、利上げ幅拡大や連続利上げの可能性が相場を左右する。
来週のドル円は、8月米CPIの発表と日銀会合が最大の注目材料となる。市場はCPIの前年比3.4%程度を想定しており、インフレ圧力の持続が確認されればドル買いが再燃する可能性がある。日銀会合では0.25%の利上げが織り込み済みだが、0.50%への拡大や連続利上げの示唆があれば円高圧力が強まる可能性がある。ユーロはECB理事会とドイツ州議会選挙の影響を受け、動向が注目される。