ドル円は日銀の利上げ観測とGPIFのポートフォリオ変更観測を背景に下値を探る展開が想定され、今夜の米雇用統計を控え市場の動意は限定的と見る向きが多い。
日銀の次期金融政策決定会合を前に、ドル円は下値を探る展開が想定され、今夜発表される米8月雇用統計を控えて動きづらい展開が見込まれる。日銀の利上げ幅とペースへの観測、GPIFの基本ポートフォリオ変更への観測が円相場に影響を与えると指摘されている。
日銀の会合では0.25%の利上げは織り込み済みとされている一方、利上げ幅が0.50%に拡大するか、機動的な連続利上げへ踏み切るかが焦点となる見通しで、一部市場関係者は来春までに3回の利上げを想定しているとされる。
米国側ではジャクソンホールでの発言を巡る解釈のぶれがあり、ウォーシュFRB理事の「インフレ鈍化で据え置き支持」の発言や、ウィリアムズNY連銀総裁の「金利は適切な水準にある」とする発言などが、9月FOMCの利上げ確率と据え置き確率を拮抗させているとの見方がある。
ドル円は過去の介入の流れを踏まえ、財務長官の発言により160円台から155円台へ再び下落する展開が想定され、ベッセント財務長官の見解が市場に影響を与えるとの警戒感が続く。