ハウス食品グループ本社が傘下の壱番屋の株式売却を検討していることが分かった。非公開化を含むあらゆる選択肢を検討しており、ファイナンシャルアドバイザーを決定して買い手候補による提案を待つ段階だ。
壱番屋の株式売却を検討していると、ハウス食品グループ本社と壱番屋の双方が公式見解としてコメントを出している。8月31日に非公開化を含むあらゆる選択肢を検討していると公表された。
壱番屋はハウス食品グループの中核ブランドで、1978年の創業時からハウス製品を供給され、1998年には株式を取得、2015年には出資比率を引き上げ連結子会社化していた。今回の売却は親子上場の解消を意味する可能性がある。
売却に向けてファイナンシャルアドバイザーを決定しており、複数の投資ファンドが買収に名乗りを挙げている。市場関係者の関心が高まる一方、今後の正式発表や具体的な条件は続報待ちとなっている。
壱番屋の起源は愛知県での創業にさかのぼり、ブルームと呼ばれるFC制度を通じて全国に展開した。オーナーと本部の金銭的なロイヤリティは発生せず、海外含む10カ国以上へ展開したブランドとして知られる。
今回の動きは壱番屋の事業形態や資本関係を再編する可能性があり、今後の手続きや交渉の行方に注目が集まる。