原油が急反落したことで米株高が進み、ドル円は急落。日銀の利上げ発表後も円売り基調は続き、9月下旬の市場は原油動向と地政学リスクの両輪で動いた。
原油価格の急落を受けて米株は支えられ、ダウは軟調ながらもナスダックは高値を維持。日経平均先物は週明けにかけて上昇し、シルバーウィーク明けの日本株に前向きな地合いが広がった。
日銀は9月会合で政策金利を0.25%引き上げ、1.25%となる。賛成7人・反対2人の内訳で、会見後の市場の反応は円安円高どちらにも動く状況となった。9/22時点ではドル円が157.70円台に上昇した後、同日17:45時点で再び円高へ振れる場面があった。
原油急落の背景にはイランのホルムズ海峡開放提案やサウジ東西パイプラインの稼働再開があり、ドル需要の動向に影響を与えた。投機筋の円ロングが急拡大していた時期もあり、円安ドル高の勢いを支えた側面が指摘されている。
市場は9/24の米中首脳会談など今週の焦点に注目しており、原油安を背景に米株は堅調を保ちつつも、地政学リスクや財政策の動向次第で展開が分かれる見通し。
日経平均先物はシルバーウィーク前の終値65018円から上昇傾向を維持しており、今週末以降の動向に注目が集まっている。