代表取締役社長の山名徹氏へのIRインタビューで、やまみが豆腐製造を中心とする事業概要と、量産・自動化を軸にした成長戦略を語った。西日本中心の販売から関東進出を進め、DXや新製品開発を通じて大豆食品全般への対応を目指す。
豆腐製品の製造・販売を主力とするやまみは、大量生産と自動化を軸に事業を展開しており、関西以西を中心に販路を拡大してきた。創業は祖父が始め、豆腐事業が現在の中核となっている。2000年には大量生産機を導入し、賞味期限の延長と低価格・高品質のラインを整備している。2022年には筆頭株主である社長に就任し、引き続き自動化とIoTの導入を進めている。
やまみの事業は西日本を主体に豆腐や油揚げなどを製造・販売し、量販店向けの大量取引を中心に展開している。中食やコンビニ向けにも一部供給するが、ニッチ販売を避け、大量生産のチャネルを活用して販路を広げている。分野調整法の影響も踏まえ、他社との差別化として自動化と高品位な品質を追求している。
成長戦略としては、豆腐市場の安定需要を背景に関東市場の拡大を優先し、将来的には海外市場での健康食品展開も視野に入れている。新製品開発では、賞味期限の長い油揚げなど、店頭利益に貢献する商品を中心に開発を進め、全自動衛生ラインの活用で品質とコストの両立を図る。
収益性向上には工場のDX化と人材育成を重視。IoTやデータ可視化で省力化を推進し、棚卸しデータの自動反映など業務の無駄を削減する仕組みを導入する。最終的には従来の豆腐製造から大豆食品全般へと事業を拡大し、業界をリードする存在を目指す。