アクセンチュアの最新調査「Pulse of Change」によれば、日本企業のAI投資拡大意欲は高いが全社的な成果を実感している企業は1割弱にとどまる。日本の経営層の78%が今後12か月でAI投資を拡大する見込みだが、従業員の生産性向上の実感は57%にとどまる。
日本企業のAI投資意欲は高水準にあるものの、AI活用による全社的・持続的なビジネス成果を「すでに実現できている」と回答した経営層は13%にとどまり、グローバル平均を下回っている。AI関連の取り組みが定量的成果として報告できる自信がある層は48%で、 global平均には及ばない。
従業員レベルで見ると、AIによって生産性が向上したと回答した割合は57%で、グローバル平均81%を大きく下回る。仕事の満足度が高まったと感じる割合は48%で、グローバル平均71%との差が大きい。
リスキリングの必要性については、自力での学び直しを選ぶ割合が50%と高く、企業によるリスキリング支援の在り方が課題となっている。経営層はAI人材の獲得・育成に難しさを感じる割合が64%に達し、最適な人材の確保が引き続き重要な課題となっている。
若手人材の職務像は変化すると捉える経営層が87%に上る一方、新たな若手職種の創出意向は60%にとどまり、若手採用の増加意向は41%とグローバル平均を下回っている。AI投資を成果へ結びつけるためには組織と人材の一体的な変革が鍵になるとの指摘が多い。