後場コメントとして複数の銘柄が決算発表や通期見通しの修正を発表。住友ベークライト、アクシアル、伊藤ハム米久、三井物産、キオクシアHD、千代田化工建設の動きと市場の反応が伝えられた。
住友ベークライトは27.3期上期の連結営業利益を IFRSベースで259.9億円(前年同期比57.9%増)と発表し、通期予想は500.0億円(前期比40.9%増)のまま据え置いた。半導体需要の拡大や販売数量の増加、価格転嫁で収益性が改善したが、2Qの利益の伸びは1Qに比べ鈍化したとの見方が示された。後場で売り気配となった。
アクシアル リテイリングは27.3期上期の連結営業利益を64.3億円(前年同期比9.2%増)と報告。通期予想は117.0億円で据え置き。販売方法の改善や低価格競争への対応、生成AIを活用した計画・管理の向上により売上高が増え、売上総利益率の改善も見られた。諸経費は増えたが増収で補った。後場で買い気配の状況だった。
伊藤ハム米久HDは27.3期上期の連結営業利益を115.6億円(前年同期比12.1%減)と報告。国内販売数量の減少と原材料費の上昇が影響し、海外事業は堅調だったものの全体では減益となった。後場は株価が続落した。
三井物産は27.3期通期の連結純利益予想を従来の9200億円から1兆0500億円へ上方修正。上期の純利益は5749億円(前年同期比35.7%増)で、エネルギー・化学品・モビリティ・デジタル・インフラ事業などの売上総利益増加と、持分法投資利益の増加を反映した。市場コンセンサスは1兆0172億円だった。
千代田化工建設は後場買い気配で、27.3期通期の営業利益予想を従来の100億円から265億円へ上方修正。上期の営業利益は161億円(前年同期比3.3%増)で、国内外の複数案件の着実な進行や海外案件の追加収益計上を反映した。後場での買い気配が継続した。
キオクシアHDは岩井コスモ証券が目標株価を45000円→45100円へ引き上げ。7~9月期決算は四半期ベースで過去最高を更新し、AIエージェントの普及による推論市場の拡大を背景にデータセンター需要の再確認が示された。10~12月期は出荷前倒しの反動と製品構成の影響を受ける見通し。