マツダの新世代マイルドハイブリッド「e-SKYACTIV G 2.5」をCX-30とCX-5に搭載した比較試乗記。両車の走りの特性や室内空間の違い、運転のしやすさを実走ベースで検証している。
CX-5は九年ぶりの全面改良で、ホイールベースが115mm延長され室内空間が拡大。後席の足元スペースや荷室容量が向上し、インテリアには大画面ディスプレイを新採用、運転支援システムも刷新され、走りの質感と快適性が高まっている。
CX-30はマイナーチェンジでe-SKYACTIV G 2.5を追加採用。全長がCX-5より小さく、全高が低くなるなどサイズ感が都市部向きになり、2.5リッターの排気量とモーターアシストで走り出しが力強く、取り回しの良さが特徴となっている。
同じエンジン系統を共有する両車だが、走行フィールには顕著な差が生じる。CX-5は静粛性と上質感が高く、後席と荷室の広さが快適さの核。CX-30は軽快な走りとスタイリッシュさを重視し、都市部の取り回しの良さと運転の楽しさを引き出している。
実用面ではCX-5がファミリー層向けの総合力を高く、後席の広さと荷室容量が大きい点が魅力。CX-30は2人体乗りの頻度が高いユーザーや、都心の駐車場利用を想定する層に適しており、予算に余裕があれば上位グレードの内装質感も魅力になる。