9月3日の東京市場で円が急騰し、一時1ドル156円台へ。その後157円台で推移し、対ユーロは182円台へ急変。日銀の利上げ加速観測と米長官の発言が意識を高めた。
9月3日の東京市場では、円相場が大幅に買い戻され、一時1ドル156円30銭台まで急伸した。午後5時時点では前日比2円66銭高の157円03〜06銭で大方の取引を終え、対ユーロは182円22〜26銭へ急変動した。
背景には日本銀行の利上げペース加速観測が強まり、日銀の高田創審議委員の発言や、9月17日と18日の金融政策決定会合での利上げ示唆が市場の円買い材料となったとされる。米長官の外圧発言やレートチェックの観測も、下振れ要因として取り沙汰された。
前日の米国市場では長期金利の上昇が一服しドル売りが先行していたが、東京市場に入ると円高が加速。日米金利差の見通しや政策動向が再度市場の焦点となり、為替のボラティリティは高止まりの局面が続いた。
株式市場には円高進行と金利上昇懸念が波及。3日の東京株式市場で日経平均は前日比111円安の6万4214円で取引を終え、4日連続の下落を記録した。大手証券関係者は9月中旬の決定会合までは方向感が出にくいとの見方を示した。