3日に円は一時1ドル=156円30銭台まで上昇し、約1カ月ぶりの円高水準となった。日銀の利上げ観測とG20での発言が背景にある。
3日の外国為替市場で円は一時1ドル=156円30銭台まで上昇し、8月7日以来の約1カ月ぶりの高値を付けた。日銀の利上げペース加速観測が市場の焦点となっている。
高田創日銀審議委員の「機動的な対応が必要」「連続利上げの可能性」などの発言と、植田和男総裁の「決定会合での議論を重ねる」との発言が、次回会合での追加利上げを現実味を帯びさせた。
ベッセント米財務長官がG20で植田総裁と会談し、円安是正に向けた金融政策の措置を強く支持すると伝えられたことも、円買いを後押ししたとされる。
東京市場では日銀が今月会合で0.25%の利上げを公算とする報道があり、一時157円30銭台まで買い戻された後、浮動的な動きを見せて155円台後半へ押し戻す場面もあった。介入警戒感とレートチェックの観測が浮上し、160円近辺を防戦ラインとして意識されている。