積水化学工業は愛知県蒲郡市に車輌内外装向け射出成形品の新工場を建設すると発表した。投資額は約20億円で、2029年2月の稼働開始を予定しており、東海圏の生産体制を強化する。
積水化学工業は100%子会社の積水テクノ成型を通じて、愛知県蒲郡市の敷地内に車輌内外装向け射出成形品の新工場を建設する計画を発表した。延床面積は4,350平方メートルで、4輪車輌向けの内外装品を生産する。稼働開始は2029年2月を予定しており、国内の射出成形拠点は東海圏で3拠点目、国内全体では4拠点目となる。
新工場は隣接する積水ナノコートテクノロジーと技術を融合させ、スパッタリング技術による表皮加工を活用することで、基布の物性や風合いを保ちつつ車輌部材へメタリック外観やUVカット、遮熱といった機能を付与する。これにより、同社の機能性部品の提供能力を高める狙いがある。
将来的な労働人口減少を見据え、生産ラインのスマート化を進め、最新の自動化設備を導入して生産効率と品質管理の安定を図る。中期経営計画Accelerate 2028の下で、モビリティ分野の成長を戦略的に推進していく方針で、2029年以降の需要拡大を見据えた先行投資と位置づけられている。