GMOサイバーセキュリティbyイエラエの犯罪対策センターが、中国製AIツールARTEXを利用した不正アクセスの攻撃元インフラを確認。日本企業約20社が標的となり、情報漏洩を公表した企業は8社に上る。
GMOサイバーセキュリティbyイエラエの犯罪対策センターは公式ブログで、日本企業を狙う不正アクセスの攻撃元インフラを調査した結果、中国で開発された自律型侵入テストツールARTEXが使用されていたことを確認したと公表した。標的は約20社で、そのうち9社は同業種のサイトだった。
ARTEXの利用は、韓国の金融機関を標的とした攻撃でも同様の手口が使われていたと投稿は指摘しており、同じ手口が日本の企業にも及んでいる可能性が示唆されている。調査によれば、確認された攻撃元インフラは日本を中心に観測され、ほぼ日本のみを標的にしていた。
攻撃対象となった業種は小売り流通、教育、ギフト、印刷、保険、金融、メディアなど多岐にわたり、日本企業を狙うAIを活用した攻撃インフラが少なくとも6台見つかった。2026年9月下旬から10月にかけて情報漏洩を公表した企業は計8社で、同一攻撃グループによる被害の可能性が指摘されている。
被害企業の情報は法執行機関に共有されており、今後も監視と対処が続く見込みだ。