国内で相次ぐサイバー攻撃の一部に中国系AIエージェントが使われ、日本企業が標的になっていた事実が民間調査で確認された。ARTEXと呼ばれるAIが指示を受け自律作業を行い、被害は小売り・金融・物流などの業種で発生していた。韓国の金融機関への攻撃痕跡も指摘されている。
国内で相次ぐサイバー攻撃において、日本企業を標的とした案件の一部に、中国系の人工知能エージェントが使われていた可能性が民間のセキュリティー会社により確認された。攻撃の自動化を担うAIエージェントとしてARTEXが挙げられ、日本企業だけを狙う攻撃用設備が6台発見された。
対象は小売りや金融、物流など幅広い業種に及び、8社が9月から10月にかけ情報漏洩を公表していた。ARTEXはシステムの脆弱性を調べて自律的に作業を進めるとされ、韓国の金融機関に対する不正アクセスにも痕跡が見つかっているとされる。
政府側の動きとして古川俊治デジタル相が閣議後の記者会見で、被害企業への聞き取りやAIの悪用の有無の分析を進めているとの見解を示した。