GMOサイバーセキュリティが国内企業を狙う不正アクセスでARTEXの使用を確認。対象は約20社に上り、追加でAI攻撃インフラ6台を発見、別件で情報漏えいを公表した企業も出ている。
GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、日本企業を狙う攻撃元インフラの調査を進め、AIを用いた自動化ツールARTEXの使用を確認したと公表した。最初の攻撃基盤では約20社が標的となっており、同業種へ集中している可能性が示唆された。
追加調査で、日本企業を主に標的とするAI活用の攻撃インフラが6台見つかった。各基盤はデジタルギフト関連、教育・印刷、ポイントギフト・マーケティング、保険・金融、EC・メディア・物流といった業種を標的とした。
標的企業のうち8社は2026年9〜10月に情報漏えいを公表済みで、同一の攻撃グループによる被害の波及が疑われる。一方、全約20社への侵害成立を同時に断定したものではない。
ARTEXは中国で開発されたオープンソースのAI自動侵入・検証ツールであるとの説明があり、韓国の金融機関を狙う別事例でも痕跡が確認されている。今回の国内事案はARTEXの利用が国内の攻撃インフラでも確認されたことを示す。