ジャクソンホールでのウォーシュFRB議長の講演を受け、ドル円が1カ月ぶりに160円台を回復。ユーロは売られ、米長期金利が上昇する一方で株式や金の動きにも影響が見られた。今後の日米金利動向や介入警戒感が材料となる。
ドル円はジャクソンホールでのウォーシュFRB議長の講演を受けて大きく上昇し、160円20銭まで買われた。講演は利上げの直接的な言及を避けつつも、将来の利上げの可能性を示唆する表現があり、ドルが買われた。ユーロ/ドルは続落し1.1578付近まで下落した。
株式市場ではウォーシュ議長のタカ派発言を背景に主要3指数が小幅に下落。ナスダックは47ポイント下げ、債券は続落。米10年国債利回りは4.71%台へ上昇し、長期金利の動きがドル高を支えた。金は大幅安、原油は小幅安となった。
今後の材料として、7月の鉱工業生産(速報値)、8月の中国製造業・サービス業PMI、欧米の消費者物価関連指標、G20財務相・中央銀行総裁会議が挙げられる。結びとして市場は16:00前後のレンジの広がりが予想され、今週末の米雇用統計が材料になるとの見方が示されている。
イベント背景として、米政府の介入警戒感が高まる一方、日銀の次回会合での利上げ観測も浮上しており、日米の為替動向と介入の影響が市場の焦点となっている。