日銀は基調的な物価上昇率が2%へ到達したことを背景に、今後3〜4カ月ごとに利上げを視野に入れ、中立金利へ近づける方針を検討している。次回12月会合で政策変更が視野に入る見通しだ。
基調的な物価上昇率が2%に到達したことで、日銀の金融政策はインフレ抑制に重心を移す。原油高や円安に伴う輸入物価上昇、AI関連需要の急拡大など、物価上昇圧力が強い中、政策金利を景気刺激することも抑制することもない中立金利へ引き上げることを目指す。
今後、3〜4カ月に一度のペースでの利上げが想定され、次回12月会合での政策変更が視野に入る。会合では高田創審議委員が政策金利を中立金利に近づけるペースを速める案を提案したが、今回の会合では反対多数で否決された。
市場では来春までに2度の利上げの織り込みが進むとみられ、日銀は中立金利への到達を、これまでの利上げの累積的な影響を少しずつ確認していくと説明。植田総裁は政策判断の継続的な見直しを強調した。