黒部宇奈月キャニオンルートが10月2日の一般開放を前に報道陣へ公開された。欅平駅と黒部ダムを結ぶ新しい観光ルートで、5種類の乗り物を組み合わせ約3時間、標高差約870mの山岳風景を楽しめる。
黒部宇奈月キャニオンルートは、欅平駅(黒部市)と黒部ダム(立山町)を結ぶ新たな観光路として報道陣に公開された。これまで見学会のみの例が多かったが、一般開放を前に運用の概要が紹介された。
ルートは関西電力の黒部川第三・第四発電所の建設に伴い整備され、トロッコ電車、竪坑エレベーター、蓄電池機関車、インクライン、専用バスの計5つの乗り物を順に使い、約18キロの区間を結ぶ。所要は約3時間で、標高差は約870メートルに達する。
敷設場所では現在も発電施設の維持管理や工事資材の輸送に利用されている。県と関西電力の協定の下、旅行商品として販売されることになり、応募が定員を上回る人気ぶりだったことが伝えられた。延期の経緯として、能登半島地震の影響が挙げられている。
既に1泊2日の4コースが販売され、料金は約12万円から約18万円。今年度は11月下旬まで営業する予定で、ガイドの話では昭和の経済成長に貢献した電力の歴史を体感できるルートとして期待が語られている。