2日、円が急反発しニューヨークで一時158円20銭台をつけた。日銀の利上げ観測が高まり介入警戒感もくすぶる状況が続く。
2日のニューヨーク市場で円相場が急伸し、1ドル=158円20銭台を一時つけた。前日は160円台前半まで円安が進んだ反動から、円買いの持ち高整理が進み2円超の円高へ振れた。
日銀の高田創審議委員が利上げペースの機動的対応を示唆したことや、植田和男総裁が毎回の会合で議論する考えを強調したことで、連続利上げ観測が市場に広まった。これにより日銀の緩やかな正常化路線の前倒し期待が生まれた。
東京市場では円が5営業日ぶりに反発し、17時時点で159円台半ばまで上昇。ユーロに対しても円高となり、1ユーロは184円台前半での水準となった。
地政学リスクと米雇用指標の動向は円の上値を抑える要因として残る。米 Iran軍事衝突懸念や原油高がドル買いを促進し、介入警戒が再び強まる中で日米の金融政策関係者の接触が続いている。