中部電力の安井稔新社長が原子力部門のトップを外部人材で検討する方針を示し、年内に新体制を整える意向を語った。浜岡原発のデータ不正を受けて経営陣を刷新した背景がある中、会長職の補任も外部登用を視野に調整するとしている。
浜岡原発のデータ不正問題を受けて、10月1日付で就任した中部電力の安井稔新社長は、原子力部門の体制見直しを明確に示した。新体制のトップを外部人材に置く方針を打ち出し、年内には体制を整えることを目標とした。
安井社長は取材に対し「原子力本部のトップを外の人間に代えていく。年内にはしっかり体制を整えたい」という考えを述べた。これにより、内部人材と外部人材の適任者を組み合わせて選任を進める方針が示された。
現時点で空席となっている会長職については、できるだけ早く選任する意向を示すとともに、外部からの登用も視野に調整している。社内外の適任者を総合的に検討する方針が強調された。
8日午後には安井社長が就任会見を開く見込みで、経営体制の再構築に向けた具体的な方針が発表されるとみられる。今回の人事改革は、原子力部門の再建と再稼働審査の信頼回復を目的とする動きとして注目される。