浜岡原発のデータ不正問題を受けて、中部電力の新社長が就任初日から静岡を訪問。御前崎市など地元自治体と面会し、役員の半数を社外招致して組織風土改革を進める方針を伝えた。
浜岡原発のデータ不正問題を受けて、10月1日に就任した中部電力の安井稔社長が午前9時前に御前崎市を訪問し、下村勝市長らと面会して就任の挨拶を行った。報道機関には非公開で、今後の再発防止へ取り組む姿勢を説明した。
安井社長は取締役会の半数を社外から招く方針や、新設の組織風土改革推進部の設置を伝え、外部の目を導入することで信頼回復を図る意向を示した。地元市民の反応はさまざまで、信用回復には時間を要するとの声もあった。
午後には牧之原市と掛川市を訪問し、再稼働に関する話は一切せず、地域の信頼回復を最優先に対応していく考えを再確認した。安井社長は今後も菊川市長や知事の訪問を予定している。
今回の訪問は、浜岡原発データ不正問題で会長・社長が辞任した後の再出発を宣言する意図があり、組織体制の抜本的改革と地域との信頼回復を強調する内容だった。