米国8月CPIは市場予想通りの伸びにとどまりインフレ加速の確証は得られず。12日開催のFOMCを前に市場は様子見姿勢を維持し、ドル/円は152円台後半〜154円台前半のレンジが中心となる見込み。
米国8月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%の上昇で市場予想と一致し、コアCPIは0.3%上昇と予想を上回った。これにより総合の前年比は3.4%、コアは2.4%となり、インフレ加速の新たな強い材料にはならなかった。
この結果を受けて米国の金利先物市場では9月利上げの織り込みが高まり、0.25%ポイントの利上げ確率が約72%から87%へと上昇。FOMC(15〜16日)の行方を前に市場は慎重に動向を見定めている。
ドル/円の見通しとしてはこのところのレンジ中心の動きが継続し、前日終値ベースで0.6%下落したが、原油高の影響などから高めの水準への警戒感は残る。レンジはおおむね152円台後半〜154円台前半と見込まれる。
今後の焦点はFOMCの結果と日銀の動向。イベントの重なる期間に入るため、為替市場は両国の金利・物価指標の新たな情報に敏感に反応する可能性がある。